3歳まで続いた息子の夜泣き
息子の夜泣きは、生まれた瞬間から凄まじかった。
響き渡る大音量の泣き声、赤ちゃんてこんなに小さいのに、声はこんなにデカイの?!とビックリしたのを覚えている。
でも、うちの息子は規格外だったようで。。
先生からは、
「これは育てるのかなり大変だよ」
助産師さんからは、
「夜泣きの帝王だわ」と言われた。
息子の出産は自然分娩で36時間。
猛烈な痛みと寝不足で意識もうろうだった。そして後陣痛でも眠れず、丸3日以上寝ていなかった私のもとへやってきた息子。
それはそれは凄まじかった。
22時から4時まで20〜30分おきの夜泣き。
日中も抱っこからおろせば背中スイッチ発動でギャン泣き。
夜が来るのが怖いと、実家の母に泣いて電話した事もあった。
息子には申し訳ないけれど、断乳するまでの約1年間は、息子の事を可愛いと思える余裕すらなかった。
心身ともに疲れ果て、泣き声に追われる日々、いっそこの子を置いて家出してしまいたいと思った事も何度もあった。
毎日がツラくて、しんどくて、そんな自分に罪悪感。
生後1ヶ月の時、新生児訪問に来た助産師さんが漏らした一言はいまだに忘れられない。
「まるでこの世の果てみたいに泣くわね」
助産師さんもお手上げだった息子の泣きっぷり。
ちなみに息子が初めて布団で寝てくれたのは生後10ヶ月。
それまでは、昼も夜も抱っこ紐か、私の上にラッコ抱きで寝ていた。
それしか寝てくれる方法がなかった。
生後3ヶ月でやっと夜中起きるのが1〜2時間おきに。
しかしながらそれ以上は延びず。
迎えた8ヶ月頃からまた夜泣きが30〜1時間おきとなった。
もうズタボロの毎日。
日中に一緒に休めと言われても、休めず。
地域の支援センターで相談すれば、
「そのうち落ち着くから大丈夫!」と。
大丈夫じゃないから相談したのに。
藁にもすがる思いで、夜泣きの本を何冊か読みあさり、ネットでも調べ、出来る限りの事をした。
生活リズムを整える、母乳の味を良くするための食生活、触れ合う時間を沢山つくる、ミルクを足す、など。
でも、結局アレコレやっても息子は変わらなかった。
そして当時はどれも母親のせいにされている気がして、辛かった。
義母から「母乳の出が悪いんじゃないの?ミルク足したら?」と言われたのも、悲しかった。
周りに共感してもらえる人、同じ境遇の人がいなくて、孤独だった。
支援センターで他のママさんと話してると、私の口から出るのは苦労話ばかり。周りが羨ましかった。
ランチや友達の誘いも行く気になれず、すべて断った。
化粧をする余裕もなくずっとスッピンだった。ちなみに化粧出来るようになったのは断乳してから。
何より、生まれてきた我が子を可愛いと思えない自分は最低の母親で、母親失格だとさえ思っていた。
とにかく8ヶ月頃から再び新生児の時並みに夜泣きするようになった息子。
もはやオッパイだけでは泣き止まず、抱っこ紐して部屋中を歩き回ったり、おしゃぶりさせてみたり、電気付けて覚醒させてから再び寝かしつけたり、と、私もほぼ寝られない日々。
そして息子、離乳食は全拒否。母乳オンリーだった。頻回授乳で私も限界を迎えた1歳1ヶ月の時に、ついに断乳。
壮絶だった断乳ストーリーはまた後日に。
断乳後、夜泣きは3時間おきになった。
しかしそれ以上は延びず。
でも、3時間続けて眠れるようになったあの時の感動は今も忘れない。
そして3歳になって、外遊びでクタクタになるくらい運動量が増え、息子は夜通し寝るようになった。
夜通し寝る息子なんて、あの時の私には想像も出来なかった。
今、まさに夜泣きで眠れず、ツラくてしんどい思いをされている方がきっと沢山いると思う。
わが子を可愛いとすら思えない方もいると思う。
でも、どうか自分を責めないで欲しい。
それはママのせいでは絶対にない。
そしてわが子のせいでもない。
息子の夜泣きの原因は結局わからなかった。
ただ、必ず終わりがきます。
眠れる日がやってきます。
わが子を心から可愛いと思える日がやってきます。
成長したわが子に、語れる日がやってきます。
なので、どうかそれまでママが倒れないように、時には周りに助けてもらってください。
一時保育に預けるのも良いと思います。それは可哀想な事ではなく、お互いのために必要な時もあります。
私の場合は、あいにく一時保育は登録がいっぱいで利用出来ず、
実家の母に月に1〜2回来てもらっていました。
ちなみに、娘も断乳まで夜泣きは2時間おきで、最近になり朝まで寝るように。
しかし最近は息子と娘の寝相で結局は2時間おきに起こされ、私も身体にしみついたのか通しで寝れず、ちょこちょこ目を覚ます始末。
さー今日も寝れるだけ寝て、明日また頑張るぞ!
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